nabiswari’s diary

Bali life is beautiful〜自分発見の日々〜

寂しさは幸せの証?

外出自粛令のおかげでレッスンはなくなり先生達と会えなくなって半月が過ぎました。

 

昨日、食糧品の買い物の帰り、踊りの先生のお家に寄ってみました。

恐る恐るお宅に入ってみると先生とご家族の皆さん、「ナビィはどうしてるだろか?と話したばかりだったよー」

と言って歓待して下さいました。

 

10分くらい話しをして帰りましたが、別れ際、先生は珍しく家の外まで見送りしてくれました。

 

別にただ話しをしに行くだけなら何の問題もないのですが、自分が知らないうちに感染してたら、そして、感染させてしまったらと思うと親しい人達の所にこそなかなか行けません。

バイクで10分も離れていない先生宅がとても遠かったですね。

 

インドネシアは医療が発達してるとはとても言いがたく、充分な設備も人材もなく発症し激症化したら死に至る確率はとても高いのです。

現にインドネシアの首都、ジャカルタは約2,000人の感染者に対し200人の死亡率。

つまり致死率10 %なのです。

とにかく、感染しない事、当たり前ですがこれが一番大事です。

 

 

そして、夜は太鼓の先生に電話をしてみました。

特に用はないけれど3、4日に一回は電話しておりますが。

 

いつものようにたわいもない会話をし、いつものように電話を切りましたが、

その前に踊りの先生とご家族に会ったからか、電話を切ってから猛烈な寂しさに襲われました。

 

特に太鼓の先生のお宅へは、どんなに空いても3日間、私がバリに移住してからほぼ毎日通っていたので、日本への一時帰国以外でこんなに長く会ってないのは初めての事です。

踊りの先生宅へも頻度はそれほどでは無いけれど何かあれば稽古じゃなくても寄って、ご飯を頂いていました。

 

同じバリ島にいるというのに、こんなに会えないなんて。

 

思えば、この3年

自分の家族よりも、バンドのメンバーよりも長い時間を共に過ごしています。

そして、芸能についてだけではなく、先生とそのご家族からは、ヒンドゥーの事、料理の事、バリ語を習ったり、色々な事を学ばせてもらっています。

その時間の濃密さたるや!

 

異国の地で、こんなに濃密な時間を過ごせる存在がいる事は本当に幸せな事なんだなぁと改めて思います。

今は寂しいけれど、また先生達から沢山学べる時間が戻って来るように、祈ります。

 

 

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昨年8月、太鼓の先生宅でのひと月に渡る大祭の最後の日、家族、親戚一同で無事に大祭が終了した事を海の神様に報告する儀式。

ひと月、ほぼ毎日お手伝いに行っていたので、私も手を合わせながらちょっと泣けて来ました。