地球で生きている感覚を取り戻す
昨日、うちの隣の集落から陽性患者さん2名が病院に搬送されたとsnsのニュースで知りました。
バリはインドネシアの中ではかなり感染者数が少なかったのですが、4月の初めに世界中で客船で働く人達が一斉に帰島し、ほぼ全員が2週間の自宅隔離となっていますが、これ、家族内感染も100%あり得るし、症状がなければ殆どの人が出歩いてしまいますよね。
日本もですが、自宅で隔離生活はかなり危険と思います。
バリは物凄い数のホテルがありその殆どが今、非可動中です。
バリ州はやっと、そのホテルの1室づつに経過観察対象者を隔離する方針を検討し始めているらしいですが、手遅れにならないうちに実行して欲しいです。
インドネシアは医療がまだ発達してなく、医療設備が充分ではないため感染者の致死率は10 %
世界でも上位に入る高さです。
島は小さいし、拡大したらあっという間かと。
とにかく感染しない事が一番大事です。
さて、私はというと、毎日、1人、バイクで出かけ誰にも会わず散歩しています。
バリ、今、むちゃくちゃ綺麗です!
観光用大型バスもなくなり、飛行機も飛ばなくなり、空気も空も本当の色を取り戻した感じです。
なーんにもしてない、ただバイクで走ってるだけなのに、もの凄い幸せな気持ちに満たされます。
不思議ですが、やっぱり私達人間も自然界の一部で、目には見えなくても、無意識でも、お互いに影響しあってこの地球の上で生きてるんですよね。
「自然を破壊する事は人間自身を破壊するのと同じ事だ」
昔、一緒にライブをしたネイティブアメリカンのトム・ダストゥがそう言っていた事を今、あたまではなく本当におなかで理解出来た気がします。
地球という多種多様の生き物が暮らす、水や光の豊かな星で生きているという感覚を生々しく感じているこの頃です。
世界を席巻しているコロナの感染状況を見ていると、自国、自分の事だけを考えていてはダメで、地球規模で自分や自国について考える事を余儀なくされていると思います。
コロナがもたらす影響は終息してからも、もしかしたら終息してからの方が大きいかも知れません。
コロナから学んだ事を活かして、地球市民として、この地球に存在する動植物と共に生きて行く事を促されているように感じるこの頃です。
昨日は月に二回訪れる、魔物、地霊が徘徊し全てのエネルギーが高まるとされる"カジャンクリウォン"
いつも行く海のお寺への参拝は禁止され、対岸の浜辺からお祈りしました。